第286回例会は、近畿民俗学会との合同例会を以下の要領で開催させていただく運びとなりました。当日は会場の大阪歴史博物館において特集展示「大阪近郊の農業――農具とわざの諸相――」が開催されています。研究発表2題のあと同展覧会を見学します。
【日時】令和5年(2023)1月21日(土曜)
13時30分から16時40分まで(13時に受付開始)
【会場】大阪歴史博物館4階 第1研修室(大阪市中央区大手前4-1-32)
【アクセス】地下鉄谷町線:中央線「谷町四丁目」駅下車、9号・2号出入口利用
【参加費】無料
【注意事項】マスク着用のうえ、エントランスで手指消毒を済ませ、チケット・カウンターに向って左端のエレベーターで4階へ起こしください。入館料は必要ありません。
【研究発表】①13時30分から14時20分まで「河内平野における農民漁撈と漁撈具――河岡武春の低湿地文化論を手がかりとして――」、発表者:伊藤廣之氏(元大阪歴史博物館 副館長、近畿民俗学会会長)
②14時30分から15時20分まで「北河内・枚方の溜池利用と魚食文化」、発表者:武知邦博氏(枚方市立旧田中家鋳物民俗資料館 学芸員、近畿民具学会常任幹事)
【展示解説+見学+質疑応答】15時30分から16時30分まで「特集展示:大阪近郊の農業――農具とわざの諸相――」、俵和馬氏(大阪歴史博物館 学芸員)(16時40分に退室)
【申込】GoogleフォームURLに必要事項をご記入ください。
学会事務局アドレス(kinkimingu@gmail.com)からも受付けます。同伴者も参加可です。
【展覧会情報】特集展示「大阪近郊の農業――農具とわざの諸相――」(2022年11月16日から2023年1月23日まで、大阪歴史博物館8階 特集展示室)
大阪の周辺地域ではイネやムギといった穀物はもとより、野菜や果実、綿花、花卉かき(草花)などの換金作物も生産されました。これらは、平野や山間部、低湿地など、その地域ごとの特性を踏まえて作られてきたものです。また、多種多様な作物生産の営みに呼応するように、農具や農業技術も高められていきました。この展示では、農具や写真、地図などの関連資料から、近郊地で営まれたさまざまな農業について、その展開、農具の仕組みや職人の技、さまざまな環境に対応する農の知恵を紹介し、その歴史や変遷を考えます。(http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2022/osaka_nougyou.html